2013年9月24日火曜日
幻想をぶち壊すっ
骨格とか、アタリとかじゃないんだけど・・・。
体の立体の捕らえ方の感覚が、ますます変わった。
だけど、今までの感覚を掴んだときとは違って、なるほどなって素直に思えないものです。
これって本当にそうなの? 間違ってないのかなっていう奇妙な感覚・・・。
壁だとしたら越えられるのかって感じですね。
体にはずっと幅があると思って、今まで描いてきて、その幅が難しいな~~って思ってたんですけど。幻想かもしれない。
立方体の箱をかいたり、ふくらみのある、円柱やフィギュアの素体のようなイメージだった。それに、さらに立体感が増すように、体のフォルムになるように、肉付けしていくのかと思っていたんだけど。違う……。
体に脹らみなんてないです。脹らんでいるのは、骨であり、肉。 なかなか誤解を受けないように説明できないんですけど・・。
一次元の(或いは2次元の)
軸から、前には肋骨、後ろには鎖骨が飛び出しているだけで、その(肋骨と鎖骨の)総合が、体の幅ではない。
いつも机の上にあるフィギュア素体をみていると、そんな気持ちにはなれないのだけど・・・。
もっとも、このフィギュア素体は買ってから1週間ぐらいで、色々違うなって思うところありましたけど・・。
本当に上手いなと思える人のイラストや、実際の写真をみると、感じる。
この体の中心を、どのように捕らえるべきか・・・、というとき。どのようなアタリをつけるべきかというときに、ペラペラの線にしか見えない。
人体そのものが、ペラペラの紙に見えてくる。
なんというか説明しがたいのだけど。
肩の頂点の幅が0に見えるように(いや、これは当たり前だけどね。)、人体も紙のようにペラペラに見えてくるんです。ただし、おっぱいなんかを見ると、飛び出してはきているんですけどね。
すげー狭く見えます。
異常に。
今までこんなふうには見えてなかったんだけど。
このことに、どんな奇妙な感覚があるかといえば、以前否定していた自分の考え方にもどりつつあるのではという事なんですね。
美術解剖学なんて、実際の絵を描く上ではなんの役にもたたない。とんだ回り道だったと否定しましたが。
しかし、今どのように目を凝らして、見ましても、一次元の線から広がり始めた、骨と、それについた肉にしか見えなくなってしまっている。
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